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2006/05/
火車と開水と茶葉 5 (1986年)

毎朝、8時になると近くの小学校からケタタマシイ音量の音楽が流れてくる。

この音楽が聞こえると、授業に行くのであるが何の曲か判らないでいた。

堀内さんとは、『上課』(授業に行く)と言っていたが、実際は中国国歌。

これが判明したのは、2週間ほど経ってからである。

この国歌は、元々映画の主題歌であることを聞かされたのは更に20年経って

からである。

朝は、7時過ぎに起きると身支度をして空の魔法瓶をもって食堂へ向かう。

朝のメニューは、トマト入りスクランブルエッグとの衝撃的な出会いはあったが、

選択肢はご飯かお粥、油条と言う揚げパン、トースト、卵料理と野菜料理。

牛乳もあったが、苦手な私は手を伸ばさずにいた。

ある日、フランスからの留学生のルイズと同じ席で朝食をしていると、

彼は牛乳瓶と柄の長いスプーンを取ってきて私に1本くれた。

「酸牛奶」と書いてある。「牛奶」は牛乳であるが、「酸」はすっぱい??

ルイズは瓶の蓋を開けてスプーンですくって食べ始め、わたしにも

食べてみろって催促した。一口食べて、ヨーグルト。

牛乳瓶に入っているので、牛乳と思い込んでいたがヨーグルトである。

美味。甘酸っぱいおいしさ。食べてみないとわからない。

朝食後、給湯場で魔法瓶にお湯を入れ、学校へ。

授業は、午前中4時間。内容は、会話、文法、読み書き、聞き取り。

初級クラスは、発音が中心。午後は、自由になるのだが私は補習。

 

2ヶ月が過ぎようとした頃、耳もなれてきたからなのか判らないが

それまで早口言葉のような中国語がゆっくりと聞けるようになり、補習も

免除された。言葉は耳から覚えると言うが、聞き取れるようになると

学習の速度も速くなった。

少し出来るようになると、つい試したくて市場の屋台のお兄ちゃんとも

朝、近くの虹口公園(今は魯迅公園と言うらしい)へ出かけて体操や

太極拳をしている地元の人とも話をするようになった。

さらに冒険。週末、蘇州へ旅行に。

(つづく)

 

 

Posted by 福茶縁 at 11:26:15 |コメントを読む(2)トラックバックを読む(0)コメントを書く

コメント

トマト入りスクランブルエッグって 今、松岡修三さんがラーメンのコマーシャルでラーメンの上にトッピングしている ”あれ”でしょ!なんかおいしそうですよね!言葉が理解できるようになると、すっごく使いたくなる 話をしたくなる気持ち すっごくわかる!国は違うけど、皆さんいい人たちみたいですね・・・

Posted by keiko at 2006.05.23 21:26:52

keikoさん いつも見ていただいて有難う御座います。
トマトの酸味って卵との相性が良いんですよね。夏場に向けて
トマトのスープの良いですよ。後で作り方をブログに載せますね。

Posted by 福茶縁 at 2006.05.24 10:04:59

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