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僕の自由な生活は母と死別して加速したかもしれないが、死別が理由でないのは確かだった。
しかし世の中の大人は、理由をそこに持って行きたがるのだと痛感していた。
世の中そんなもんだと妙に納得しながら楽しく生活していた。
中学2年になり、進学校にいながら素行の悪い兄と違い、出来の悪い僕は絶対に料理の道へ
進むしかないと決めていた。
行きたい時間に登校して、帰りたい時間に帰れる環境が整っていた僕は、ある土曜日に友達と
さっさと学校を後にして福井まで映画を見に出かけた。
見に行った映画はかなり古いが、エマニエル夫人で一世風靡したシルビア・クリステルの
プライベートレッスンだった。
内容はシルビア・クリステル演じる女教師が、僕たちと同じ位の年齢の生徒に授業以外の素晴らしい授業を教える禁断の内容だった。
進学する気の無い僕は義務教育もなにも関係なく、こんな授業の方が大事なのだ。
今と違いレンタルビデオもなく、ましてやDVDもなく、本しか無い時代に唯一の動画を金を払って見ているのだ。それも18禁じゃないのだから見るしかない。
友達と上映時間に間に合うように下校するに値する映画だった。
所詮は下校時にいなくても、事なかれ主義の先生から注意を受けるわけでもなんでもなく、気楽なもんだった。
その頃に発売された強力ボンド、アロンアルファの強度を確認する為に、一緒に映画に行った友達と、人差し指と親指をくっつけて遊んでたときには先生も呆れていたようだった。
当然ながら自分の指で遊ぶはずがなく、違う人の指で遊んでいたので凄く怒られた。
電車の片道分のお金だけ持って遊びに行く僕たちは、いつもどうにかこうにか帰宅するのだが、今思えば運が良かっただけで、逆にいつボコられてもおかしくない生活だった。
Posted by サバエシティーホテル at 16:00:24 |コメントを読む(2) |トラックバックを読む(0) |コメントを書く
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コメント
娑婆の勉強の基礎編だね(笑)
Posted by 月龍 at 2008.06.29 17:59:43
ホント、今とは全然違う時代ですよね。
Posted by 藤井 at 2008.06.29 19:46:05

